【妄想まとめ・番外編】ランダム家の物語#0 動画時代のお話

ランダムで作成したシム「太郎」と「花子」兄妹は、元々は私がニコニコ動画に投稿した動画で誕生したシムです。

彼らの動画時代での物語をまとめましたので、よろしかったら読んでみてください。
(ランダム家の物語の時系列はこれが最初になります)







ランダム家 人物相関図(クリックで拡大)








ランダム家の物語#0 動画時代のお話


ランダム兄妹誕生/就職



ランダム家の長男・太郎と




その妹・花子は




ある日、ツインブルックの小さな家に引っ越した。




失職中だった兄妹はすぐに就職活動を開始。

太郎は消防士、花子はゴーストハンターと、それぞれが希望していた職に就くことが出来た。








2人の仕事ぶり



しかし太郎は、自分のために作ってくれた花子の出来立ての料理を無視して別の物を食べたり、

同僚のジャスティンに本の片付けを押し付けたり、

同じく同僚のジャスティンとのキャッチボールの際に豪速球を投げつけたりする性格のせいか、次第に職場から孤立していく。


また、花子は仕事の依頼主の食事に勝手に手をつけたり、依頼主に死ぬほど退屈な話を無理矢理聞かせて嫌われるなど、なにかと問題が絶えなかった。






生涯の伴侶を求めて/ジリアンとの出会い



こんな厄介な兄妹でも、自分の家庭を持ちたいと思ったらしい。
やがて二人は、生涯の伴侶を求めてナンパに明け暮れるようになった。

太郎はナンパのために訪れた公園でと2人連れの女性と出会う。
彼女たちの名前は、ジリアンとシェリル。




最初はシェリルに粉をかけようとした太郎だったが無視されたため、ジリアンにターゲットを変更。あの手この手で彼女の気を引こうとした。


ジリアンもまんざらでもない様子だったが、2人の仲はなかなか進展しなかった。

しかし太郎はすっかり恋に落ちてしまったらしく、オルゴールのメロディに想いを乗せ自室で独りうっとりしたりと締まらない日々を過ごす。





奇跡の再会/交際開始



そんな太郎だがジリアンと出会ってから数日後、たまたま立ち寄ったたまり場「赤いランデブー」で奇跡的にジリアンと再会。

「まさに運命!」と盛り上がった太郎は、その翌々日にジリアンをデートに誘い正式に交際を申し込もうとするが、このデートの最中にジリアンには既にクリスというパートナーがいることが判明してしまった。


ならばその彼氏と別れてくれと、ダメ元で頼む太郎。
すると意外なことに、ジリアンはあっさり承諾してくれた。

こうして太郎はクリスと別れたジリアンに改めて交際を申し込み、二人は晴れて恋人同士となったのであった。

ちなみに太郎のファーストキスも、この時ジリアンと交わされている。



ジョディーとの出会い



一方、花子はなかなか恋人が見つからない。

ナンパしたシムが無職だったり、老齢だったり、臓器提供というハードな生計の立て方をしていたりと、どうにも出会いに恵まれない日々が続く。

が、某日未明、不意に花子の電話が鳴る。
電波の状態が悪かったのか、電話に出てみても声がよく聞こえない。


かろうじて聞き取れたのは「委託販売所に来て」という一言。


何事かと訝しみつつも、花子が恐る恐る呼び出された場所まで足を運ぶと、そこそこのイケメンが待っていた。





彼の名はジョディー。どこで噂を聞き付けたのか花子に興味を持ち、花子とデートしたいと委託販売所に呼び出したのだった。

しかし突然の出来事に花子は動揺し、これがデートの誘いだったと気付かないまま話もそこそこに切り上げ、帰宅してしまう。





クリスのファミリーネームを知る花子



せっかくの出会いのチャンスを逃した花子はその後もナンパを続け、兄の恋敵とも知らずに「赤いランデブー」でクリスと一緒にダンスをしたりとフラフラした日々を過ごす。

ここで花子はクリスのファミリー・ネームがジリアンと同じ「コレア」だということを知るのだが、このことを兄に報告したかどうかは定かではない。





ジリアンは元・既婚者だった



妹が恋人探しに奔走している頃、太郎はジリアンと夏祭りを楽しんでいた。

この時太郎は、たまたま祭り会場に居合わせたシェリルのファミリー・ネームも「コレア」であることを知る。

嫌な予感を抱きつつもその場をやり過ごす太郎。



しかしその翌朝、ジリアンがクリスとシェリル、そして女児の4人で歩いているのを花子が目撃。

女児の名はシェレー。そしてファミリー・ネームはやはり「コレア」。
これはさすがに見過ごせない。きっと花子はこのことを太郎に報告しただろう。

その上、4人は同じ家に住んでいた。これだけの要素が揃えば明らかである。太郎は人妻、それも2人も娘がいる女性を自分の物にしてしまったのだ。





非難される太郎



知らなかったこととは言え、太郎はジリアンの家庭を壊したことになる。

当然のことながら、ツインブルックの住人たちは太郎の行為を非難した。


だがここで引き下がる太郎ではない。


むしろ自分の愛が本物であることを示すため、公衆の面前でジリアンにプロポーズする。

ジリアンを全力で幸せにすることで、己の罪を償おうとしたのかも知れない。





略奪愛の果てに



太郎の想いは伝わった。
ジリアンは太郎のプロポーズを受け容れ、2人は結婚したのだった。





しかし略奪愛の果てに結婚、という太郎の行動はツインブルックの住人たちに嫌悪されたらしい。

悪い噂を立てられたり、結婚パーティーの招待客が途中で帰ってしまったりと、彼らを全面的に祝福する者は少なかった。

こうした世間の逆風の中、太郎は新婚生活をスタートさせる。





花子、転職を考える



太郎の結婚の数日前、花子はそれまで従事していたゴーストハンターの仕事を辞め、彫刻家に転職しようと考えていた。

深夜の仕事であるゴーストハントを続けていては、いつまで経っても運命の人と出会えないと判断したからである。

こうして生活リズムを朝型に強制しようとしていた矢先、再びジョディー・ロードにデートに誘われる。





ジョディーとの再会




ジョディーが誰だかよく覚えていなかった花子だが、軽い気持ちでデートを承諾。

待ち合わせ場所のコインランドリーに着くと、いつだか委託販売所で出会ったそこそこのイケメンが花子を出迎えた。

ジョディーのことを思い出した花子は、機嫌よくお喋りをする。
喋りながら花子はジョディーのことを「魅力的なシム」と感じていた。

この男性とならもしかして……そう思った花子は、ジョディーが独身かどうか尋ねた。自覚のないままひとつの家庭を壊してしまった兄と同じ轍を踏みたくないなかったのだろう。





花子、猛アタック



結果、ジョディーは独身だった。彼女もいないらしい。

若くて、独身で、魅力的で、自分に好意を寄せてくれるそこそこのイケメン。これはもう行くしかない。

外見を褒めたり、その気があるような素振りを見せたりと、押しまくる花子。

とどめはロマンチックな曲に合わせたスローダンス。




そして一緒に食事。

更にもっと遊ぼうと誘った花子だが、ジョディーはさっさと帰ってしまった。





続・猛アタック/婚前交渉



仕方なくその足で市役所へ向かい、彫刻家としての登録申請を済ませた花子だが、ジョディーのことが気になって仕方がない。

2日と待たず、今度はこちらからジョディーをデートに誘う。


朝っぱらからファミレス前でジョディーを誘惑しまくった花子はファーストキスまでここで済ませてしまい、その後も自分の想いを押し付けまくった。

途中嫌がる様子も見せたジョディーだったが、あまりにも花子がアタックしてくるのでその気になったらしい。

ランダム兄妹の自宅までノコノコ着いてきて、花子といちゃつきまくって交際の申し込みに応じ、誘われるままに婚前交渉に及んだのであった。





ちなみにこの日、太郎は消防総監に出世している。





スピード婚達成



婚前交渉という強力なカードを手にした花子は、翌々日もジョディーをデートに誘う。

高級レストランで外食、ダンスクラブでお酒、夜の公園でしっとり、と定番コースで雰囲気を盛り上げてから、ジョディーに指輪を贈る。

すっかりメロメロになったジョディーは指輪を受け取り、二人は交際開始からわずか5日目で入籍するという、スピード婚を成し遂げたのだった。







共同生活開始



ジリアンとジョディーが加わり、ランダム家は4人家族となった。

新婚生活は何かとお金がかかる。

彼らは別居せず、そのままランダム兄妹宅で共同生活を始めることにした。




また、修理工だったジョディーは結婚を機に仕事を辞め、宇宙飛行士を目指して軍事キャリアに再就職。

元々無職だったジリアンは「大企業のCEOになりたい」という野望を胸に、ビジネスキャリアに就職した。





遺産で引っ越し



こうして新たな生活をスタートさせた4人。

4人で住むには少々狭い住居になってしまったが、それでも彼らはパーティーを開いたり、ビーチでくつろいだりと共同生活を楽しんだ。


しかし将来、子供が生まれた時のことを考えると、この狭い家に住み続けるには無理がある。


そこでどうにか大きな家に引っ越せないかとみんなで思案していた矢先、遠い親戚からの遺産が太郎の元に転がり込んできた。

この遺産を元手に4人は引っ越しをし、それまでの住居とはひとまわりもふたまわりも大きな家屋に住むことになる。





冬馬誕生



引っ越しの翌日、太郎夫妻は早速子作りを開始。

このイグルー内での子作りは一発で成功し、間もなくジリアンの妊娠が判明した。


そして贈り物パーティーを開催した直後、ジリアンは男児を出産する。




「冬に生まれたから」という理由で「冬馬」と名付けられたこの男児が
最初に得た特質は「寒さ好き」と「アウトドア好き」。

イグルー内のウフフで出来た子だからこうなったのか、関連性は不明である。





謎のライリー人形



冬馬が生まれた翌日、「ライリー叔父さん」なる謎の人物から冬馬宛てに人形が贈られてきた。

「ライリー叔父さん」は「魔法のおもちゃ工場」を経営しているらしい。

彼がどういう経緯で冬馬へ人形を贈ったのかは不明だが、ランダム家のシムたちはこの人形を「ライリー」とそのまま命名し、冬馬のおもちゃとして与えた。

この人形がのちのち冬馬の運命を変えることになるとは、誰が予想しただろうか。





叔母夫妻に育てられる冬馬



冬馬の世話はほとんど花子夫妻が行った。

消防士の太郎は勤務時間が不規則だし、「名演奏家」で「仕事中毒」のジリアンは楽器の演奏と自主残業ばかりして我が子の面倒をあまり見なかったからである。

もっとも、ジリアンから見れば冬馬は、二人も娘を設けた元夫・クリスを捨て産んだ子供であり、罪悪感から無意識のうちに冬馬を遠ざけていたのかも知れない。





中年期を迎える太郎たち



己の複雑な出自を知らずにすくすくと冬馬が育つ中、太郎、ジリアン、花子の3人は「成人」、つまり中年期を迎える。

太郎は中年になっても相変わらずチェスと筋トレに励むというマイペースな日々を送るが、そのいっぽうでジリアンは顔のシワを気にする頻度が高くなった。





3連続ウフフでようやく懐妊



そして花子はというと、中年になっても子宝に恵まれないことに少々焦りを感じていたようである。

子供を授かりたい一心で誕生日にジョディーと子作りをしてみたものの、やはり妊娠しない。

業を煮やした花子はジョディーと3連続でウフフをするという無茶な行動に出た。

ジョディーが干からびてしまうのではないかと心配されたが、努力の甲斐あって花子は目出度く妊娠する。





冬馬の誕生日に立ち会えなかった太郎



花子が妊娠した頃、冬馬は推定6歳の誕生日を迎えようとしていた。

庭にホットタブを設置するなどしてのんびり冬馬のバースデーパーティーの準備をするランダム家だったが、隣家で大火災が発生。


消防士の太郎がこれを見過ごすわけにはいかない。


嫌々出動した太郎は大急ぎでこれを鎮火し自宅へ引き返すが、冬馬がケーキのロウソクを吹き消す瞬間、つまり冬馬が「子供」に成長する瞬間にはギリギリのところで間に合わなかった。





ぼっち属性・太郎



ちなみに太郎は


1.冬馬が「幼児」に成長した時も任務で立ち会えなかった
2.自分の誕生日に大地震が発生
3.贈り物パーティーでひとりだけプレゼントを貰えなかった


等々、運の悪さがしばしば見られ、また、


1.自宅勤務を始めて益々同僚と疎遠になる
2.その同僚からだけでなくランダム家の大人シムたちからまでもハブられる
3.自ら主催したプールパーティーではトイレに篭り独り読書をする


等々、若年の頃から見られたボッチの傾向が成人になってからはますます酷くなっている。





千夏誕生/ライリー人形に夢中の冬馬



そんなこんなで花子が出産。夏に生まれたこの女児は「千夏(ちなつ)」と名付けられた。


冬馬と千夏はすくすくと育った。





しかし冬馬は誕生日に贈られたライリー人形を本物の友達のように扱い、人形と遊び過ぎた結果、人形がひとりでに動き回るという幻覚を見るようになる。





ライリーの現実化



幻覚を見るようになってから冬馬のライリー人形への情熱はますます燃え上がり、冬馬は「この想像上の友人を現実化したい」と願い出した。冬馬が高校生の時である。


冬馬の熱意に押されたランダム家の面々は人形の現実化に協力。


現実化ポーションの調合に必要な虹の石を花子が見つけたことで、ライリーの現実化に成功した。





ライリーは冬馬と同じ年頃のかわいい女の子だった。

冬馬が最初から人形を女の子として扱っていたから女子として現実化したのかどうかは、残念ながら不明である。





大学体験入学/このブログに続く



ライリーが加わったことで、7人家族になったランダム家。

ジリアンの前夫・クリスとの娘、シェリルとシェレーがジョディーに言い寄ったり、花子がメイドと浮気したりとトラブルもあったが、概ね平和に暮らす。

冬馬・千夏・ライリーの3人も順調に成長し、高校卒業間際に大学へ体験入学した。





しかし体験入学での成績は3人とも散々。

体験入学終了後、3人が大学へは進学しなかったことについては、このブログ記事「帰ってきたランダム家」にて綴っている。




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以上、動画時代のまとめでした。

長い記事を最後まで読んで頂いたことに感謝します。

これからもスローペースな更新になるかとは思いますが、当ブログおよびランダム家の今後を見守ってくださると嬉しいです。

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